jQuery

【jQuery】スライドショーを実装できるSlickの使い方

2023年3月18日

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この記事では「Slickの使い方」について解説します。Slickにはさまざまなオプションがあります。この記事ではオプションすべてを解説しませんが、主要なものだけ解説していきます。

Slickとは

Slick(スリック)とはスライドショーが実装できるjQueryのプラグインです。

他にスライドショーが実装できるプラグインには「Swiper(スワイパー)」があります。

SwiperはjQueryに依存せずに使えますが、slickはjQueryがないと使えないという特徴があります。

Slickの導入方法

導入方法として2つの方法があります。

  • CDNを使う
  • ローカルファイルとしてダウンロード

Slickを導入する場合はCDNを利用するのが最も簡単です。CDNだと、headタグやbodyタグにコピー&ペーストするだけで使用することができます。

 jQuery の導入

slickを導入する前提として、jQueryが必須となります。

CDNでjQueryを導入する場合、jQueryの公式サイトからCDNをコピーしてHTMLに貼り付けます。

なお、CDNとは「Content Delivery Network(コンテンツデリバリーネットワーク)」の略称です。CDNをheadタグに埋め込んで使用します。

https://releases.jquery.com/

jQuery 3.xのslim minifiedからコードをコピーします。

jQueryのCDN
jQueryのCDNコード

下記コードをheadタグ、もしくはbodyタグの閉じタグ直前に貼り付けます。

<script
  src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.4.slim.min.js"
  integrity="sha256-a2yjHM4jnF9f54xUQakjZGaqYs/V1CYvWpoqZzC2/Bw="
  crossorigin="anonymous"></script>

jQueryをローカルにダウンロードする場合は、下記URLの、

https://jquery.com/download/
jQueryのCDN

Download the comporessed~という部分をクリックして表示されるコードをコピーして、ローカルに作成したJavaScriptファイルに貼り付けます。

そして、scriptタグでそのファイルを読み込みます。

<!-- ローカルに保存したjQueryファイル読み込み -->
<script src="js/jquery.js"></script>

slickをCDNで使う場合

CDNを利用する場合はSlickの公式サイトの「get it now」をクリックします。

https://kenwheeler.github.io/slick/

slick公式

クリックすると、遷移先にCDNのコードが載っているのでそれをHTMLのheadタグやbodyタグの閉じタグ直前に貼り付けます。

slickのCDN
<script
  src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.4.slim.min.js"
  integrity="sha256-a2yjHM4jnF9f54xUQakjZGaqYs/V1CYvWpoqZzC2/Bw="
  crossorigin="anonymous"></script>
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="//cdn.jsdelivr.net/npm/slick-carousel@1.8.1/slick/slick.css" />
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/slick-carousel/1.9.0/slick-theme.css">
<script type="text/javascript" src="//cdn.jsdelivr.net/npm/slick-carousel@1.8.1/slick/slick.min.js"></script>

このさいに、読み込み順としてはjQueryを先に読み込み、次にslickを読み込ませます。

slickを動作させる場合、下記のように記述します。

〇 index.html

<ul class="p-cards js-slick-slide">
    <li class="p-cards__item p-card">
      <a href="">
        <div class="p-card__img">
          <img src="images/test1.jpg" alt="">
        </div>
      </a>
    </li>
    <li class="p-cards__item p-card">
      <a href="">
        <div class="p-card__img">
          <img src="images/test2.jpg" alt="">
        </div>
      </a>
    </li>
    <li class="p-cards__item p-card">
      <a href="">
        <div class="p-card__img">
          <img src="images/test3.jpg" alt="">
        </div>
      </a>
    </li>
    <li class="p-cards__item p-card">
      <a href="">
        <div class="p-card__img">
          <img src="images/test4.jpg" alt="">
        </div>
      </a>
    </li>
</ul>

〇 style.css

.p-cards__item {
  max-width: 800px;
  width: 100%;
  margin-right: 10px;
}

.p-card__img img {
  width: 100%;
  height: 100%;
  display: block;
}

〇 mian.js

$(".js-slick-slide").slick();

slickを動かす場合は、main.jsに書いた記述のように、

$("セレクタなど要素を指定").slick();

でも最低限の記述でslickを動作させることができます。

slickの構造イメージは下記のようになります。

slickのイメージ

slickをローカルで使う場合

Slickの公式サイトの「get it now」をクリックします。

https://kenwheeler.github.io/slick/

下記のDownload Nowをクリックします

slick公式

すると、slickの圧縮ファイルがダウンロードされます。

圧縮ファイルを展開するとさまざまなファイルが入っていますが、必要となるファイルは下記になります。

  • slick.css
  • slick-theme.css
  • slick.min.js

ファイルはslickフォルダを作成して中に格納、fontsフォルダもいっしょに格納します。

そして、下記のように各ファイルを読み込んでいきます。

<script
  src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.4.slim.min.js"
  integrity="sha256-a2yjHM4jnF9f54xUQakjZGaqYs/V1CYvWpoqZzC2/Bw="
  crossorigin="anonymous"></script>
<link rel="stylesheet" href="slick/slick.css">
<link rel="stylesheet" href="slick/slick-theme.css">
<script src="slick/slick.min.js"></script>

ここからはCDNでslickを動作させたのと同様に、HTML、CSS、JavaScriptファイルに記述して動作させます。

slickのオプション

slickにはさまざまなオプションが用意されています。

例えば、オプションで下記のような設定ができます。

  • スライド自動再生
  • スライド切り替え時の時間設定
  • レスポンシブで表示枚数変更
  • スライドをフェードイン、フェードアウト表示...etc

オプションを設定する場合、下記のように記述します。

$('セレクタ').slick({
  オプション名: 値, // オプションを複数設定する場合、「,(カンマ)」区切り
  オプション名: 値
});

すべてのオプションについて解説しませんが、主要なものだけ解説します。

オプション名値(太字は初期値)概要
autoplaytrue/false自動再生
dotstrue/falseドットのナビ表示
arrowstrue/false前・次のスライド切り替える矢印表示
slidesToShow1表示するスライド枚数
slideToScroll11回で動くスライド数
centerPaddingtrue/false両端の見切れるスライド幅
centerModetrue/falseスライド中心にして前後のスライドを部分表示
fadetrue/falseスライドのフェードイン・フェードアウト表示

slickのスライドショー

slickでスライドショーを実装する場合は下記のようになります。

〇 index.html

  <ul class="p-cards js-slick-slide">
    <li class="p-cards__item p-card">
      <a href="">
        <div class="p-card__img">
          <img src="images/test1.jpg" alt="">
        </div>
      </a>
    </li>
    <li class="p-cards__item p-card">
      <a href="">
        <div class="p-card__img">
          <img src="images/test2.jpg" alt="">
        </div>
      </a>
    </li>
    <li class="p-cards__item p-card">
      <a href="">
        <div class="p-card__img">
          <img src="images/test3.jpg" alt="">
        </div>
      </a>
    </li>
    <li class="p-cards__item p-card">
      <a href="">
        <div class="p-card__img">
          <img src="images/test4.jpg" alt="">
        </div>
      </a>
    </li>
    <li class="p-cards__item p-card">
      <a href="">
        <div class="p-card__img">
          <img src="images/test2.jpg" alt="">
        </div>
      </a>
    </li>
    <li class="p-cards__item p-card">
      <a href="">
        <div class="p-card__img">
          <img src="images/test3.jpg" alt="">
        </div>
      </a>
    </li>
  </ul>

〇 style.css

.p-cards {
  width: 80%;
  height: 80%;
  margin: auto;
}

.p-cards__item {
  margin-right: 10px;
}

.p-cards__item img {
  width: 100%;
  object-fit: cover;
}

.slick-prev:before,
.slick-next:before {
  color: gray;
}

〇 main.js

$('.js-slick-slide').slick({
  autoplay: true, // 自動再生
  dots: true, //ドットのナビ表示
  arrows: true, // 前・次のスライド切り替える矢印表示
  slidesToShow: 3, //表示するスライド枚数
  slideToScroll: 1, //1回で動くスライド数
  autoplaySpeed: 3000, // 再生速度(ミリ秒)
  infinite: true, // 無限再生
  cssEase: 'linear', // アニメーションイージング
  responsive: [{
    breakpoint: 768, // ブレイクポイントを指定
    settings: {
      slidesToShow: 2,
      },
    },
  ]
});

下記コード部分で以下の設定をしています。

  • autoplay: true で自動再生
  • infinite: true で無限に再生
  • dots: trueでドットのナビ表示
  • arrows: trueで前・次のスライド切り替え表示
  • slidesToShow:3 で3枚表示
  • slideToScroll:1で1回で動くスライド数を1枚
  • autoplaySpeed: 3000で再生速度を3000msに設定
  • cssEase: linearでアニメーションイージングの設定
autoplay: true, // 自動再生
dots: true, //ドットのナビ表示
arrows: true, // 前・次のスライド切り替える矢印表示
slidesToShow: 3, //表示するスライド枚数
slideToScroll: 1, //1回で動くスライド数
autoplaySpeed: 3000, // 再生速度(ミリ秒)
infinite: true, // 無限再生
cssEase: 'linear', // アニメーションイージング

slickではオプションでレスポンシブの設定をすることができます。

 responsive: [{
    breakpoint: 768, // ブレイクポイントを指定
    settings: {
      slidesToShow: 2,
      },
    },
  ]

画面幅が768px以下になったとき、スライド枚数が変化します。

まとめ

slickについて解説しました。slickはjQuery依存のため、swiperに比べると動作が重いです。slickにもさまざまオプションがあるので、用途に応じて設定していきましょう。

slickまとめ

  • スライドショーを実装できる
  • オプションが豊富
  • jQueryに依存する

  • この記事を書いた人
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こうだい

兼業でWeb制作事業|31歳|本業畑違いで知識0から学習開始→1年目で初案件獲得→2年で月の兼業受注金額70万円達成|4年目で100万円達成|兼業でも稼げることを確信|Web制作メンター|制作費無料のホームページ制作事業運営|コーディング・ホームページ制作についてお気軽にお問い合わせください

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