この記事では「ホームページ制作おすすめサービス」について解説します。
ホームページはノーコードツールやWordPressのようなCMSなどさまざまなツール・ソフトを使って制作することができます。
今回は代表的なおすすめサービス5つに絞って、紹介していきます!
- ホームページを制作するサービスが分かる
- 初心者におすすめなホームページ制作サービスが分かる
ホームページ制作おすすめ
ホームページ制作できるサービスは、さまざまありますが、今回は以下の5つに絞って解説していきます。
- WordPress
- ペライチ
- STUDIO
- Wix
- Jimdo
WordPress(ワードプレス)
WordPressとは、数あるCMS(Contents Management System)の1つです。CMSは「コンテンツ管理システム」のことで、だれでも簡単にブログサイトやWebサイトを構築することができます。
例えば、プログラミングができない素人や初心者でも簡単にWebサイトを立ち上げることができます。
〇 メリット
プログラミングの知識がなくても導入しやすいです。小規模サイトでも大規模なサイトでも対応でき、無料で手軽に使えるため初心者におすすめできます。
SEO対策も可能で、例えば記事を内部リンクでつなげたり、画像にテキストを入れ込んだり、ディスクリプションやサイトタイトル、キャッチフレーズなど設定できます。
WordPressは有料テーマ、無料テーマが豊富にあります。テーマとはWebサイトのテンプレートファイルのことです。
テーマの種類は8,000種類以上あるといわれています。テーマごとにデザインや構成が違うので、テーマを変更するだけで簡単にWebサイトの見た目を変更することができます。
プラグインの数が豊富でWordPressにさまざまな機能を追加することができます。
WordPressのテーマ同様に、プラグインの種類も豊富にあります。プラグインはWordPressにさまざまな機能を追加・設定を簡単に行うことができます。
〇 代表的なプラグインの例
サイト制作必須プラグイン9選
Smash Balloon Social Photo Feed:Instagramのフィード投稿を連動して表示
Widgets for Google Reviews:Googleの口コミを自動反映
EWWW Image Optimizer:画像軽量化プラグイン
SiteGuard WP Plugin:セキュリティ対策
Advanced Custom Fields (ACF):カスタムフィールド作成
BackWPup – WordPress Backup Plugin:バックアップ
XML Sitemap Generator for Google:XMLサイトマップ自動生成
SEO SIMPLE PACK:SEO対策
Contact Form 7:WordPressにお問い合わせフォームを追加できる
専門的な知識がなくても、WordPressを機能拡張できるのがプラグインのいいところです。
これらのプラグインに関しては、以下の記事で紹介しています。
〇 デメリット
一部のカスタマイズには専門知識が必要になります。例えば、テーマにはないデザインのサイトを作りたい場合は、そのデザインを作るスキルと、それを構築するHTML、CSS、PHPなどの知識が必要になります。
定期的なアップデートが必要になるのもデメリットです。しかし、WordPressに限らず、スマートフォンやパソコンでも定期的なアップデートは必要になるので、そこまで大きなデメリットではありません。
また、無料で使えるものの手厚いサポートはありません。自分で調べるか、詳しい人に聞くか、など情報を調べにいく必要があります。
項目 | 内容 |
サービス名 | WordPress(ワードプレス) |
費用 | 基本的にソフトは無料
(ドメイン代・サーバー代は別途かかります) |
用途 | 小規模から大規模サイトまで対応可能 |
デザイン | 有料テーマ、無料テーマが数千種類ある |
カスタマイズ性 | プラグインが豊富にあるので、機能の拡張性高い |
SEO対策 | 可能。プラグインを使えば細かく設定できる |
その他 | 細かいカスタマイズは専門知識が必要 |
なお、Web制作者がWordPressのサイト構築をできるようになると、静的なサイト制作よりも難度が高い分、単価が上がるので、WordPressサイト構築まで学習する人は多いです。
ペライチ
ペライチは、1ページのサイトをノーコードで作ることができます。ペライチの名前のとおり、1ページ完結型のサイトを作るのに向いています。
〇 メリット
ペライチは、プログラミングの知識不要でサイトを作ることができます。また、デザインの知識も不要で、用意されたデザインテンプレートを使えば、おしゃれなサイトを作ることが可能です。
また、無料で1ページだけWebサイトを作ることができます。
〇 デメリット
ペライチは無料で1ページ作ることはできますが、1ページ以上のWebサイトを作りたい場合は有料になります。
また、無料プランではある程度機能が制限されており、例えばお問い合わせ機能などは無料プランでは実装することができません。
デザインでも、テンプレートは豊富にあるものの、自分で自由にデザインをしたい場合には、自由度は低く感じられます。
SEO対策においても、ペライチではタグ選択ができないため、SEO対策が脆弱になってしまいます。
項目 | 内容 |
サービス名 | ペライチ |
費用 | プランによる
0円~7678円(税込み/月) 1ページだけ無料で作ることができる |
用途 | 小規模サイト向き
1ページ完結型のページ |
デザイン | 450種類以上 |
カスタマイズ性 | WordPressに比べれば自由度は低め。 |
SEO対策 | 難しい。 |
その他 | プランによってページ数制限や機能制限がある |
〇 プランと料金、概要
プラン名 | 料金 | 概要 |
プロフェッショナルプラン | 月額 7,678円/月(税込)
年額 82,922円/年 |
予約機能グレードアップ
20ページ、広告非表示 |
ビジネスプラン | 月額 4,378円/月(税込)
年額 47,282円/年 |
予約や決済、メルマガ配信可能
20ページ、広告非表示 |
レギュラープラン | 月額 2,950円/月(税込)
年額 35,402円/年 |
基本的な機能が使える。
5ページ、広告非表示 決済機能 |
ライトプラン | 月額 1,628円/月(税込)
年額 17,582円/年 |
最低限の機能が使える。
3ページ、広告非表示 |
フリープラン | 0円 |
STUDIO(スタジオ)
STUDIOは、ホームページ制作ができるノーコードツールです。ノーコードツールなので、コーディングの知識が不要で制作することができます。
〇 メリット
STUDIOはコーディング不要で、自由度の高いデザインをすることができます。直感的にサイトのデザインを作成できるエディターが使えるため、初めての人でもサイト制作のハードルは低めです。初めから作ることもできますし、テンプレートから作ることもできます。
また、共同作業をすることができ、複数人で同時にサイト制作できます。
サーバーを用意する必要がないので、別途サーバーを構築する手間を省くことができます。
〇 デメリット
自由度は高いものの、WordPressほど自由はありません。WordPressに比べれば、ある程度機能に制限があります。
また、デザインテンプレートは用意されているものの、こちらもWordPressに比べると数は少ないです。WordPressの場合、有料・無料問わず、8000種類以上のテーマが存在しますが、STUDIOは限られています。
無料プランによる制限もあり、広告バナーが表示されてしまうということもあります。
項目 | 内容 |
サービス名 | STUDIO |
費用 | プランによる
0円~4980円 |
用途 | 小規模サイト~中規模サイト向き |
デザイン | テンプレートが45種類(2023年1月時点) |
カスタマイズ性 | 普通 |
SEO対策 | 対策すれば上位表示は可能 |
その他 | 直感的にデザイン制作できる
機能に制限がある |
〇 プランと料金、概要
プラン名 | 料金 | 概要 |
Free
無料でお試しプラン |
0円 / 月 | studio.siteで公開
独自ドメイン不可、バナー非表示不可 できることは限られる |
Starter
シングルページ |
980円 / 月 | 独自ドメイン公開可、バナー非表示可
パスワード制限機能 CMS不可 |
CMS
本格的なサイト制作 |
2,480円 / 月 | CMS可能、Starterプランでできること全て可能
ライター権限制限あり CMS公開アイテム数2000 |
Business
中規模ビジネス向け |
4,980円 / 月 | CMS可能、Starterプランでできること全て可能
ライター権限無制限 CMS公開アイテム数10000 |
Wix(ウィックス)
Wixは管理画面が分かりやすく、デザインテンプレートと機能が豊富なWebサイト作成ツールです。HTMLやCSSなどのコーディングの知識がなくても簡単にWebサイトを制作できます。
〇 メリット
Wixは、外観からテンプレートを選択することができるので、初心者でも簡単にホームページを制作できます。無料で利用することができます。
HTMLやCSSの専門知識が不要な上、マウスでドラッグ&ドロップで直感的に操作して制作できます。
デザインテンプレートが豊富にあるので、センスのあるデザインに簡単にカスタマイズすることができます。
また、WixではSNS連携やチャット機能、予約フォームなどさまざまな機能を組み込むことができます。
〇 デメリット
Wixで提供されているアプリやプラグインしか利用できないので、ある程度機能に制限があります。そのため、WordPressと比べるとカスタマイズの自由度は低いです。
Wixで制作したホームページは表示速度が遅いです。海外にサーバーがあるため、ページ読み込みに時間がかかります。表示速度が遅いと、ユーザーにストレスを感じさせてしまいます。
さらに、Wixの無料プランではサイトに表示されるWeb広告を非表示にできません。また、独自ドメインも無料プランでは制限があり、外部で購入した独自ドメインを設定できません。
項目 | 内容 |
サービス名 | Wix |
費用 | プランによる
500円~3800円/月 |
用途 | 小規模サイト~中規模サイト向き |
デザイン | テンプレートが800種類以上 |
カスタマイズ性 | やや高め |
SEO対策 | 対策すれば上位表示は可能 |
その他 | サイトの表示速度が遅い
デザインを途中から変更できない |
〇 プランと料金、概要(ホームページプラン)
プラン名 | 料金 | 概要 |
VIP | 2,700円 / 月 | 独自ドメイン可能
データ容量35GB 帯域幅無制限 Wixロゴ非表示可 |
アドバンス | 1,500円 / 月 | 独自ドメイン可能
データ容量10GB 帯域幅無制限 Wixロゴ非表示可 |
ベーシック | 900円 / 月 | 独自ドメイン可能
データ容量3GB 帯域幅2GB Wixロゴ非表示可 |
ドメイン接続 | 500円 / 月 | 独自ドメイン可能
データ容量500MB 帯域幅1GB Wixロゴ非表示不可 |
Jimdo(ジンドゥー)
Jimdoとは、無料で使うことができ、HTML、CSSなど専門知識がなくても直感的な操作でホームページを制作することができます。
〇 メリット
ドラッグ&ドロップの直感的な操作でホームページを制作できます。また、いくつかの質問に応えることで自動でホームページを制作してくれる「ジンドゥーAI ビルダー」というAIを使用することもできます。
小規模から中規模サイトまで制作でき、テンプレートも用意されています。SEO対策にも対応しています。
〇 デメリット
無料版の場合、180日以上ログインしていない場合、作成したホームページは自動で削除される可能性があります。バックアップ機能もないので、万が一不測の事態が起きても手作業で復元しなければなりません。
また、無料版だとページ下部に広告が表示されてしまいます。
項目 | 内容 |
サービス名 | Jimdo(ジンドゥー) |
費用 | プランによる
0円~5330円/月 |
用途 | 小規模サイト~中規模サイト向き |
デザイン | テンプレートが40種類以上 |
カスタマイズ性 | 普通 |
SEO対策 | 対策可能 |
その他 | 180日以上ログインしていないと、ホームページが削除される(無料版の場合)
バックアップ機能がない |
〇 プランと料金、概要(AIビルダー)
プラン名 | 料金 | 概要 |
GROW | 1,590円 / 月 | 独自ドメイン可
サーバー容量 15GB 帯域幅20GB お問い合わせフォーム モバイル最適化 ページ数 50 上級者向けSEO 広告なし |
START | 990円 / 月 | 独自ドメイン可
サーバー容量 5GB 帯域幅10GB お問い合わせフォーム モバイル最適化 ページ数 10 上級者向けSEO 広告なし |
PLAY | 0円 / 月 | jimdoのサブドメイン
サーバー容量 500MB 帯域幅2GB お問い合わせフォーム モバイル最適化 ページ数 5 広告あり その他、できることは限られる |
その他、「クリエイター」で5つのプランがプラン別で細かく設定されています。
まとめ
ホームページ制作おすすめサービスについて解説しました。STUDIOのようなノーコードツールは便利になってきていますが、WordPressに比べるとカスタマイズ性やデザイン性、SEO対策、費用面など少し見劣りするかもしれません。
ただし、どのサービスもメリット・デメリットがあるので、自分に合ったサービスを利用するといいでしょう。